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 SCCJインタークラブヒストリックカーレース(以下インタークラブ)の第一戦が、茨城県の筑波サーキット(2,045m)で、快晴のもと、開催されました。

 我々「チーム・ドライビングナビゲーターbyADVAN」は、インタークラブの目玉レースである「1時間耐久レース」に参戦。このレースに、アドバンカラーのBMW318is(ADVAN号)で年間フルエントリーを致します。

 さて、筑波サーキットは、日本でも有数の超テクニカルなコースレイアウトと言われています。
 高低差が少なく、二本の直線が大小の複雑なコーナーで結ばれており、コースのコンパクトさも重なって、マシンの絶対的なパワー差がラップタイムの差に表れにくいテクニカルなコースです。馬力のある車と、軽量でバランスの良い車が、いい勝負をしたりしています。

 レースとなればサイド・バイ・サイドの白熱した展開は必至で、レーサーにとっては一時も気を抜けない辛いコースですが、観戦者にとっては、この白熱のシーンがどの観戦ポイントからも、複数見渡すことができるのが、筑波サーキットの大きな魅力でもあります。

 さて、我々のADVAN号は、なんとシェークダウンが当日。つまりぶっつけ本番と言う状況になりました。朝一番に行われた「スポーツ走行」に、DJハリー選手と小玉選手が共に参加し、クルマとドライバーのシェークダウンテストとなりました。

 走行結果、スタディの相田メカのサポートで一部リセティングを行いましたが、走行テスト無しの本番に一抹の不安が・・・。
 耐久レースのエントリー台数18台。このレースは1時間を3名のドライバーで交代して走らなければなりません。

 ドライバーミィーティングで、各チームのドライバー交代時の「ストップタイム」が発表となります。
 このストップタイムは、例えば、筑波のタイム1分9秒の車と、1分20秒の車の性能によるハンデを、ピットストップの時間で調整時間として審査員が算定したものです。

 今回我々のハンデタイムは「36秒」。朝のスポーツ走行でもベストタイムが平均で17秒しかでなかったので、妥当なタイムです。

 さて、ハンデタイムからも光(勝算?)が見えてきました。
 ドライバー順は「勝つための布陣」と、監督が決めた、小玉選手→ハリー選手→森山選手の順です。(実は番組の構成もこの時既に計算されていた。切れ者の監督の采配の結果は・・・。)

 スタート時間が迫り、我々はADVAN号をグリッドに付かせます。スタートは、コース対岸からドライバーが駆け寄り、乗車、エンジンスタートをする「旧ル・マン式スタート」です。

 会場、参加者が見守る中、午前11時30分に日章旗が振られ、ファーストドライバーの小玉選手が全速でADVAN号に駆け寄ります。速い、速い、駆け寄るスピードも速かったですが、監督の補助の上手さも相まって、何とスタート5位で1コーナに飛び込んでいきました。
 レースは順調に進み、誰もが勝敗を読みはじめたその時、監督は動いた(笑)。

「小玉選手は好調なので、長く走らせる。」という作戦。

 17周を周回し、ようやく小玉選手がピットイン。へとへとになりながらも激走を見せてくれました。この時、総合6位でバトンタッチ。

 そして、セカンドドライバーのハリー選手に交代。昨年のBMW120iでのタイムより7秒も速い周回ラップを繰り出し、安定した走りをみせます。そして彼は、走りながら番組の収録・・・そう、実況しながらの全開走行です。

 9周を走った時点で、監督は早めのピットイン指示(これが結果に繋がった)。ラストドライバーの森山選手に交代を告げました。この時点で何と、総合で3位に躍り出ています!

 このまま計算どおりにいけば・・・と、森山選手の懸命の走り。経験の豊富な彼は、コースイン後3周後、第2ヘアピンでスピンしたポルシェにコースを塞がれつつもクラッシュを免れます。
 
 その後、すぐにセーフティーカーが入り、隊列走行に・・・5周、10分間。ADVAN号の前は、ゼッケン500番のメルセデスです。(写真)

 レース残り時間も少なくなったところに、グリーンフラッグ。にレース再開となりましたが、団子状態から何とか森山選手が順位を落とさぬ気合いの走りで走りきり、3位でチェッカーとなりました。



 ラストドライバーの森山選手は、セーフティカーの進入のストレスもあってか、ピットに戻ってもヘルメットすら脱がず、純粋に次々と課題を語ります。

 まだまだドライバーとして、チームとして、そしてクルマも詰めるところあるようです。チーム全員が、そんな課題をたくさん拾ったレースでした。

 さて、結果は万歳!総合3位。クラス2位!表彰台です。

 初戦からやや出来すぎの結果に、一同驚きと喜びを隠せません。セーフティーカーが今回勝敗を分ける要因とはなりましたが、チームの作戦も通し、そしてチーム一丸となって一生懸命に戦ったことで、今回の成績を得られたと思います。

次回は、課題をまとめてより強力なチーム戦術を考えていたいと思います。
 最後に、応援に来ていたた方、ありがとうございます!

今回はラジオでのチケットプレゼントもあって、はじめて、ご家族でそしてお友達と遊びに来られた方も多かったようです。

 次回は、7/9(日)、場所は同じく筑波サーキットです。
是非、皆さんつづいて応援よろしくお願いいたします!

    
c 2006- Team Driving Navigator by ADVAN