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9月23日(祝) SCCJインタークラブヒストリックカーレース(以下インタークラブレース)の耐久レース第3戦が、茨城県の筑波サーキット(2,045m)で、行われました。前回の第二戦に比べ爽やかな天候に恵まれ快晴です。
第一戦、第二戦とも「クラス2位」と「ひょっとして自分達はこのまま万年2位なのか!?」と、チームでも笑いながら話していましたが、今回にかける意気込みは監督を見ると判ります。
目が笑っていません(笑)番組上の構成でも、そろそろ勝ちたい頃合い(笑)なので、気合が入っています。
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今回のクラスのライバルは、ぐぐっと少なく同型のチームRZCのE36-318isとE500の2台です。
しかし、チームRZCのE36-318isは、何と軽量化で200キロも軽く、キャンパーや車高の低さなどまんまにレーシングマシンです。内装もロールゲージよろしくやる気満々茶屋です。
タイム差としては「約3秒」は彼らのマシンが速いです。スプリントレースで3秒となるとお話になりません。1周に付き150mも離されてしまう計算です。20周で周回遅れです(笑)
耐久レースは1時間ですから、週回数にすると約42〜45周走ることになりますが・・・ストップハンディタイムによってはチャンスがありそうです。
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さて、肝心のストップタイムがブリーフィングで発表になりましたが、何と60秒の差しかありません。
このままでは、簡単に抜かれてしまいます。耐久レースは何が起こるかわかりません。
気合です。気合・・・ね?監督(笑)
今回は、協賛の(株)アーキュレーさんが新しいタイプのマフラーを提供してくれました。
音がかなりいいので、若干、抜けすぎ=パワーダウンかと思いきや、朝数本走ってみてもトルクフルで伸びやかな回転を示してかなり期待できそうです。
それと、オンリーBMW誌さんの企画で、コンピューターチューンを施してありパワー感ありありです。
そして、そしてさらに!今回はADVANのA048の新品を装着し「万全」の体制です。
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また、朗報としては、ハリー選手が8月の練習走行会で、ベストタイム16秒を連発!
8月の暑い最悪のコンディションの中でのタイムですから、当日に期待が多いに持てます。
監督のコメントとしては「もともと、走るセンスがよいドライバーで、慎重さが表に出ているので練習を重ねると必ず大爆発しますよ」の通り、大爆発の予感が・・・。
早朝の練習走行で、13秒台に入る予感を感じさせました。が、心配がひとつ・・・森山選手は7月の十勝スーパー耐久に参戦してから、何故かタイムが上がらない病にかかってしまっています。
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今回のドライバー順は、森山選手、小玉選手、アンカーはハリー選手の布陣です。
ハリー選手は、前回アンカーで無口になってしまったので「ハリー喋れ」とメモを室内に貼りますと(笑)結局貼り忘れたのですが・・・(笑)
耐久レース参加総数18台。グリッドは後ろから二番目です。
ロケットスタートの「ロケット玉」こと、小玉選手からレクチャーを受けた森山選手は、サポーターの監督とスタートの練習に励みます。
そして旧ル・マン式スタートの為にコースの向こう側にてブツブツ言いながら待機しています。
新調したヘルメットに(有)TAS砂川さんに塗って貰ったカラーリングが自慢ですが、果たして・・・
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日章旗が振り下ろされて、森山選手ダッシュ・・・小玉選手の話していたポイントをひとつミスしてしまい、2台の車が前をふさぎ9位でスタートしました。
ジャガーとMGに前を押さえられペースが上がりません。ストレートでは2車が速く、コーナーの突っ込みと立ち上がりでは並びかけますが、なかなか前に出してもらえません。
後ろから、ハイペースの車輛に道を譲り間が開いてしまいなかなか追いつけません。
ラップでも15秒と元気がありません。
さて、ライバルのチームRZCのE36-318isとE500は、何とスタートでベルトをお尻にしいてしまい、スタートに手間取り、30秒遅れのスタートで、自ずと我々チームドライビングナビゲーターは、クラス1位となりました!!
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そして20分を経過して、第二ドライバーの小玉選手にバトンを渡します。
ここから目覚しい走りで小玉選手は13秒を連発しました。
監督が隣のピットのモニターを見ると・・・何と総合で1位になっています。
「みんなー総合1位だよー」と慌てて話しますが、ピットの皆は冗談ととりあいません(笑)
まさか・・・とモニターを見ると・・・1位!!総合ですよ。総合!!
2位のポルシェを小玉選手は襲えながらの激走です。
クラス2位のチームRZCのE36-318isに何とラップ1周遅れにしています。
「クラス優勝」が見えた気にアクシデントが・・・
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なんと。参加車輛の1台がコース前面にオイルを撒いてしまい、危険の為にセーフティーカーが入ります。
このままだと1周のアドバンテージが0になってしまいます。
無線があればすぐさまピットインの指示をだせたのですが、ピットで騒然としていると小玉選手が異変に気付いてピットインしてきました!やった!
アンカーのハリー選手に交代して、ストップタイムをクリアしてスタート!!
早く早く!!ペースカーが来る前にコースインしなければ・・・
と、何と運悪く3秒違いでピット信号がレッドで停止。コース進入できずハリー選手の目の前をセーフティーカーがゆっくりと通り過ぎていきます。
残念・・・。
セーフティーカーに着きましたが、全員同じ周回となり、一台だけアルファロメオがラッキーにセーフティーカーの前に入り1周のアドバンテージを持って単独の1位です。
このままセーフティーカーが最終ラップ一周前まで、ゆっくり走行し結局ハリー選手は、爆発することなくクラス2位でゴールしました。
クラス1位はチームRZC E36-318iでした。
万年2位?(笑)
しかし、ドラマは最後に取っておくので最終戦は、優勝で終わりたいですね!!
(TEXT :MORIYAMA/PHOTO:KODAMA)
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